「セラーコンセッション(売主譲歩)」を詳しく解説します
- AKIVARK
- 1月30日
- 読了時間: 5分
更新日:2月27日
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こちらの記事では、全米不動産協会とカリフォルニア不動産協会の通知をもとに、「セラーコンセッション(売主譲歩)」について詳しく解説します。セラーコンセッションとは何か、どのような種類があるのか、また、売主としてどのように活用できるのかを知ることで、より良い不動産取引を実現しましょう。これから購入を検討される方もぜひ知っておきたい内容です。
セラーコンセッションとは?売主が譲歩を行うメリットとは?
セラーコンセッションとは、売主が買主の住宅購入にかかる費用の一部を負担することを指します。これにより、買主の初期費用負担が軽減され、資金に余裕のない買主でも購入を検討しやすくなります。結果として、物件の魅力が増し、より良い条件での売却や、スムーズな契約成立につながる可能性があります。
どんな費用を負担できるのか?
売主が負担できるコストには、さまざまなものがあります。例えば、以下のような費用をカバーすることが可能です。
タイトルサーチ費用(権利調査費)
ローンの発行手数料
住宅検査費用
管理組合費(HOA費)
固定資産税
修繕・リフォーム費用
不動産エージェントや鑑定士の費用
どの費用を負担するかは、売主と買主の交渉次第です。
実際には、Closing時に各費用と相殺されて、買主は頭金+諸費用を振り込むことになります。
セラーコンセッションの仕組み
セラーコンセッションは、事前に広告として提示することもできますし、購入契約の交渉段階で決めることも可能です。契約書には、通常、具体的な金額やRATEを記載します。ただし、正式な契約(Purchase Agreementなど)に盛り込まれるまでは、法的拘束力はありません。
コンセッションと報酬オファーの違いとは?
セラーコンセッションは、買主が家を購入する際に発生するさまざまな費用をカバーするものです。一方で、「報酬オファー」とは、売主または売主側のエージェントが、買主のエージェントに対して、成約時に報酬を支払うことを指します。つまり、セラーコンセッションは買主の負担を減らすための措置であり、報酬オファーはエージェントへの支払い方法の一種です。
買主と買主側のエージェントは別途エージェント契約を結び報酬についても相談をします。
セラーコンセッションを買主に伝える方法
セラーコンセッションを提供する場合、以下の方法で買主に知らせることができます。
広告として掲載する(例:不動産ポータルサイトなど)
MLS(マルチプル・リスティング・サービス)に記載する
購入交渉の中で提示する
ただし、MLSによってはコンセッションを具体的に記載できない場合もあり、「有無」だけを示す形式になることがあります。また、MLSに掲載する際は、すべてのコンセッションを合計した金額を記載し、特定の条件(例:買主のエージェントへの支払い)を付けることはできません。
また、買主側のエージェントへの報酬は売主にも開示する必要があります。
セラーコンセッションの上限はあるのか?
はい、上限があります。提供できるコンセッションの総額は、買主のローンを提供する金融機関の規定や州の法律によって制限されます。ただし、買主のエージェントへの報酬(報酬オファー)は、これらの上限には含まれず、MLS外で行う必要があります。
カリフォルニア州の場合は、各エージェントに上限3%です。
どの方法が最適か?
セラーコンセッションを活用することで、買主を引き付けることができますが、どの方法が最適かは状況によります。不動産エージェントと相談しながら、売却戦略を立てるのがおすすめです。自分にとって最適な選択を見極め、スムーズな取引を実現しましょう!
セラーコンセッションをうまく活用すれば、物件の魅力が増し、より良い条件での売却が可能になります。不動産市場での成功のカギは、柔軟な対応と戦略的なアプローチです。興味のある方は、不動産エージェントに相談してみましょう!
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