✨ 日本在住でも開設可能!選ぶべき米国銀行は?— US Bank, HSBC, Cathay Bank の徹底比較 ✨
- AKIVARK
- 3月27日
- 読了時間: 12分
更新日:10月1日
いつも当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
Research担当のカリフォルニア州不動産エージェント REALTORⓇのSaoriです。
米国で不動産投資やビジネス展開をお考えの日本在住の方へ、口座開設で失敗しないための比較ポイントと注意事項をご紹介します。ぜひ最後までご覧ください! 🌐✨
2025年6月時点で情報を編集の上アップデートしております!✨
【ご了承ください】
最近のマネーロンダリングや特殊詐欺などの国際的な金融犯罪の増加により、日米双方の金融当局による監視体制や審査基準は、ますます厳格化しております。
当サイトでは、調査した範囲での情報提供を目的として運営しております。お申し込み時に口座開設条件は金融機関やお客様の状況によって異なる可能性があるため、お客様ご自身で各銀行へ直接お問い合わせいただくことを基本としてご案内しており、開設の保証するものではございません。
弊社が提供する口座開設サポートは、米国への進出、ビジネス展開、ビザ取得、不動産投資、物件管理、駐在・留学などの明確な目的をお持ちの方を対象とさせていただいております。
上記以外の目的で米国銀行口座の開設をご希望の場合は、原則として各銀行へお客様ご自身で直接お問合せいただく形となります。(サポートをご希望の場合には有料サービスとして承りますので、別途ご相談ください。)
このブログでは、以下の項目を詳しく比較してまとめています。皆様の目的に最適な銀行選びのために判断材料としてご活用ください。
✅ 口座維持条件
✅ 海外送金手数料
✅ 二段階認証の有無
✅ 送金方法
✅ 日本語サポートの有無
※本記事は弊社の独自調査に基づいています。個別の財務状況や特殊なケースによって対応が異なる場合がありますので、予めご了承ください。
🎯 非居住者の口座開設のポイント
ビザを持たない非居住者(Non-Resident)の場合、以下の点に注意が必要です。
口座開設の条件や必要書類
維持手数料の発生の有無
国際送金時の手数料
口座開設の目的←重要
特に US Bank、HSBC (USA)、Cathay Bank では、非居住者向けに比較的柔軟な口座開設サービスを提供しています。それぞれに特徴的なメリットがあるため、目的に応じて選択することが重要です。
❗️ 非居住者(Non-Resident)の定義
ここでいう “非居住者” とは、以下の条件に該当する方を指します。
ソーシャルセキュリティ番号(Social Security Number: SSN)未取得者
納税者番号(Individual Taxpayer Identification Number: ITIN)未取得者
米国に留学・駐在などで居住していない方
各銀行の特徴はこちら▼▼
✅ US Bank: ユニオンバンクがUS Bankと合併したため、現状は日本人向けサービスも一部残っている。不動産投資や短期ビジネス関与に適した柔軟なサービス 三菱UFJ銀行のカスタマーで、ビザや駐在での米国滞在者に対しては、一部支店で開設サポート対応あり。
海外口座ご紹介サービス 《U.S. Bankへのお取り次ぎ》
Cheking口座について▼
✅ HSBC (USA): 資産管理・グローバル送金に強み、通訳サービスご利用の可能性はあります。
富裕層向けサービスが充実しているため、カスタマーサービスのレベルは高い印象。
他国ですでに口座を保有している方は米国口座開設はじめ各種サービスが得られる可能性。ただし現在は米国での新規口座開設にあたり高いハードルの条件あり オンライン口座開設は日本在住対応しているようだが、ビジネス、駐在のための理由、移住や留学、収益物件を持っているなど、米国とのつながりを示す書類提出条件あり その他問い合わせはチャットや電話で可能
✅ Cathay Bank: アジア系顧客向けの手厚いサポートと安心の口座維持条件のため、比較的柔軟に口座を維持していける可能性。来店することで非居住者向け口座開設可能。カリフォルニア州LA近郊、テキサス州ダラス、ヒューストン、ミシガン州シカゴ、ワシントンDC、ニューヨークなどに支店あり。特別なビザ要件なし
これらの銀行のサービスについてまとめました▼▼
項目 | US Bank | HSBC (USA) | Cathay Bank |
非居住者の対応 口座開設時 (申請者のステイタスで異なる可能性あり) | 一部支店で非居住者口座開設可 要ビザの提示 駐在や留学などによって書類条件など異なる可能性あり | 非居住者の口座開設は可能だが、米国で収益物件をもっていること。それ以外は要ビザの提示 条件が異なる可能性 $100,000以上の預金・投資または $5000以上の毎月の入金またはHSBCのローン等がある | 非居住者の口座開設に積極的 ビザの提示必要なし (来店必須) $2,000以上の預金、パスポート、クレジットカードを持っていることが書類の条件 |
日本人向けの強み | ✅ 日本語サポートあり | ✅ 日本人に特化したサービスはなし。通訳サービスは利用できる可能性あり | ✅ アジア系顧客(日本人含む)に積極的 ✅ 中国語・英語対応 |
必要書類 | ✅ パスポート ✅ ITIN/W-8BEN ✅ 米国内住所証明(仮住所可) その他、要請によって提出 | ✅ パスポート ✅ ITIN or W-8BEN口座開設時に確認 ✅ 現住所での申請は可能だが米国内住所の必要の可能性 | ✅ パスポート ✅ W-8BEN ✅ 日本住所でも可能だが米国内住所が望ましい ✅セカンダリーIDとして要クレジットカード |
ITINの必要性 | 必須ではないが、求められる場合あり | ITIN推奨 | 不要だが、W-8BENの提出必須 |
口座タイプ | ✅ チェッキング (Checking) ✅ セービング (Savings) | ✅ プレミア (Premier) | ✅ チェッキング (Checking) ✅ セービング (Savings) |
最低預金額 | チェッキング:$25〜 セービング:$25〜 | Premier:$100,000〜
| ✅ $2,000 以上の維持必須 |
口座維持手数料 | $12/月〜 ($1500以上維持等条件次第で無料) | Premier:一定額以下は$50($75000) $5000以上の入金など 他条件あり
| $15/月〜 ($2,000維持で無料) |
手数料免除条件 | ✅ ダイレクトデポジット ✅ 最低残高維持 | ✅ 一定残高の維持 ✅ HSBC口座連携 アカウントタイプや利用状況による | ✅ $2,000 以上の最低残高維持 |
オンラインバンキング | ✅ あり(モバイルアプリまたはPC等対応) | ✅ あり(モバイルアプリまたはPC等対応) | ✅ あり(モバイルアプリまたはPC等対応) |
国際送金手数料 | $50/回 | 基本無料だが口座維持状況による | $40〜50/回 |
国際送金方法 | ✅ SWIFT(電信送金) ✅ Zelle(米国内送金)要SSNor ITIN&米国携帯 | ✅ SWIFT(電信送金) ✅ グローバル送金(無料/同一名義口座間) | ✅ SWIFT(電信送金) ✅ Zelle(米国内送金)要SSNor ITIN&米国携帯 |
日本での引き出し 日本国内銀行で手数料がかかります | ✅ 可能 手数料あり 条件次第で無料にできる可能性あり | VISA/MastercardⓇDebit cardが発行されれば可能 | ✅ 可能 手数料あり 条件次第で無料 |
二段階認証(2FA) | ✅ SMS認証 日本の携帯番号の登録? | ✅ モバイルアプリでの利用を推奨 | ✅ SMS認証 + セキュリティキー 日本の携帯での認証OK |
デビットカード発行 | ✅ 発行可能(米国住所必須) | ✅ 発行可能(日本でも受取可) | ✅ 発行可能(米国住所要) |
外貨取引(FX) | ❌ 基本対応なし | ✅ プレミア口座で外貨対応 | ✅ 中国元、香港ドルなど一部通貨対応 |
非居住者の口座維持リスク | 口座凍結リスクあり(要アクティビティ維持) | 比較的安定して維持可能 | 比較的リスクが低い 一年に一度何らかの入出金等で維持可能 |
日本語サポート | ✅ 一部日本語対応あり 電話サポート | ❌ 日本語対応なし | ❌ 日本語対応なし |
口座開設所要時間 デビットカード等到着まで | 平均 1〜2週間 | 平均 1〜2週間 | 平均 2時間(来店必須)+1-2週間 |
来店の必要性 | 来店推奨(オンライン手続きは限定的) | ✅ オンライン開設可能 電話での確認等の本人確認の可能性あり | ✅ 来店必須 |
FATCA対応 | ✅ W-8BEN 必須 | ✅ W-8BEN 必須 | ✅ W-8BEN 必須 |
特徴的なサービス | ✅ 全米26州に約2000件の支店がある。口座維持状況で各種手数料が無料になる場合もあり | ✅ グローバル口座間送金無料 富裕層向けサービスが充実 | ✅ アジア系顧客対応・柔軟なサービス |
2025.6現在 より詳しい情報等は各金融機関へご確認ください
✅ FATCA(Foreign Account Tax Compliance Act)とは?
FATCA(外国口座税務コンプライアンス法) は、米国人(市民・永住者)および米国課税対象者が海外に保有する金融資産をIRS(米国歳入庁)へ報告することを義務付けた法律です。
申請をしておかないと、罰金が科せられる場合があります。
日本在住の非居住者が米国から配当・利子収入を得ている場合は、必ず W-8BENの提出しましょう。源泉税率の軽減可能(通常10%~15%)となります。
米国および日本国内で税申告の可能性があります。必ず税理士の方にご相談の上ご利用ください。
✅ 1. 日本語サポートの有無
US Bank:
日本語対応: 一部の大都市圏(ロサンゼルス、ニューヨーク)の支店では 日本語サポート あり。日本の三菱UFJ銀行の一部店舗で、開設のみサポートがあります。
海外口座ご紹介サービス 《U.S. Bankへのお取り次ぎ》https://www.bk.mufg.jp/tsukau/kaigai/kouza/us/index.html
カスタマーサービスでは英語が基本だが、日本語スタッフによる電話でのカスタマーサポート対応あり
HSBC (USA): https://www.us.hsbc.com/international-banking/how-to-apply-for-an-overseas-account/
カスタマーサービスでは英語が基本、日本語対応は基本なし: 日本語翻訳者サポートが利用可能。
Cathay Bank: https://www.cathaybank.com/personal/checking/personal-checking
日本語対応: なし(中国語・英語のみ) 翻訳サポートが利用可能かも。
日本人顧客向けのサービスは提供していない。
✅ 2. 国際送金の手数料・方法
US Bank:
https://www.usbank.com/bank-accounts/checking-accounts/checking-customer-resources/fees.html
送金手数料: 国際送金は $45〜60/回 と比較的高額。
送金方法:
✅ SWIFT(電信送金)
HSBC (USA):
https://www.us.hsbc.com/international-banking/international-payments/
送金手数料:
✅ HSBC Premier:グローバル送金は無料(同一名義口座間)
✅ SWIFT 送金:$0〜25/回(プレミア口座は無料)
送金方法:
✅ SWIFT(電信送金)
✅ HSBC グローバル送金
Cathay Bank:
https://www.cathaybank.com/personal/digital-banking/online-banking/wires
送金手数料: 国際送金は $40〜50/回。窓口の場合
オンラインバンキングの場合は$20 金額制限あり
送金方法:
✅ SWIFT(電信送金)
✅ 3. 二段階認証(2FA)の対応
US Bank:
✅ SMS認証: 米国内の携帯番号で SMS 認証が可能。
HSBC (USA):
✅ モバイルアプリでの利用を推奨
Cathay Bank:
✅ SMS認証: 口座保有者の米国内の電話番号で認証可能。
✅ セキュリティキー: 一部取引に対しては追加のハードウェアセキュリティキーの使用が求められる可能性
✅ 4. デビットカードの発行と利用
US Bank:
✅ 発行可能: 米国内住所が必要(日本住所も可)。
✅ 利用: 米国内・海外でも利用可能(海外ATM手数料あり)。
HSBC (USA):
✅ 発行可能: 日本でも受け取り可能かどうかは要確認
✅ 利用: 世界中の HSBC ネットワークで利用可能。VISA/MastercardのついているDebit Cardが発行されれば利用が可能になる(海外ATM手数料あり)。
Cathay Bank:
✅ 発行可能: 米国内住所必須。日本国内住所も可能
✅ 利用: 米国内・海外でも利用可能だが、(海外ATM手数料あり)。
🎯 おすすめの選択肢
✅ これから開設することを検討している駐在や留学することが決まっている方は US Bank
✅ 米国でのビジネス・駐在・留学の予定が近々ある、資産が多く、他国にHSBC口座のある方、英語でのコミュニケーションに問題ない方、国際送金の利便性を求める場合は HSBC (USA)
✅ 近々に駐在や留学の予定がないが、不動産投資やビジネスのために米国銀行口座が必要な方、口座維持費用を低く抑えたい方は Cathay Bank(来店必須)
駐在や留学により、米国内で初めて口座を開設する場合には、ビザや住所証明の準備をすることによって、他銀行口座を開設することは可能になります。例えば、Bank of America, Wells Fargoなどです。
📌 口座開設時の注意点
来店予約: 口座開設時は必ず 来店予約 をおすすめ(手続きに時間がかかるので、余裕をもって来店すること)
住所証明の準備: 米国内住所(仮住所、ビジネス住所も可)を提示できるようにする。
ITIN/W-8BEN: 非居住者としての口座開設時は、必ず W-8BEN の提出 を行うこと。
米国で口座開設するための書類も準備しておきましょう
例:米国にビジネスの拠点がある場合はそれを証明する書類
これから勤務する会社からのOffer Letter,
学校からのLetter
米国のTAX Return
米国で保有している物件のPurchase AgreementやProperty managementの書類など
📌 口座開設後の注意点
定期的に口座の残高や取引をチェックする
不動産投資など確定申告が必要な場合に備えてITINを取得する
米国銀行口座があれば、ドル資産用の口座として活用することもよいでしょう。旅行の際、または出張で米国を訪問したときに開設することも一考ですね。
昨今の国際的なマネーロンダリング対策、米国での金融に関わる規制など厳格になっておりますので、開設後はご自身によってしっかり理解した上で口座管理をしていきましょう。
💡 私たちがお手伝いします!~銀行口座開設サポートもご利用可能~
弊社では、米国銀行口座の開設サポート、Mailing addressのご利用についても管理を承っております。(有料)必要書類の準備、W-8BEN提出、住所証明のサポートまで、スムーズに進められますので、皆様安心して、米国銀行口座を維持しておられます。😊ご興味のある方はぜひお問合せください。
こちらから▼▼
【サポートお申込みに際してご了承ください】
最近のマネーロンダリングや特殊詐欺などの国際的な金融犯罪の増加により、日米双方の金融当局による監視体制や審査基準は、ますます厳格化しております。
当サイトでは、調査した範囲での情報提供を目的として運営しております。お申し込み時に口座開設条件は金融機関やお客様の状況によって異なる可能性があるため、お客様ご自身で各銀行へ直接お問い合わせいただくことを基本としてご案内しております、開設の保証するものではございません。
弊社が提供する口座開設サポートは、米国への進出、ビジネス展開、ビザ取得、不動産投資、物件管理、駐在・留学などの明確な目的をお持ちの方を対象とさせていただいております。
上記以外の目的で米国銀行口座の開設をご希望の場合は、原則として各銀行へお客様ご自身で直接お問合せいただく形となります。(サポートをご希望の場合には有料サービスとして承りますので、別途ご相談ください。)
秋場 崇(Takashi Akiba) REALTORⓇ不動産エージェント/LOAN OFFICER ローンオフィサー
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