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  • 執筆者の写真AKIVARK

コロナウイルス感染拡大による不動産への影響


4月に入り、レストランや小売りなどへの影響が目に見え始めてきました。


経済の拠点であるニューヨーク州の感染拡大が地方への影響をより大きくしているようです。


さて、不動産への影響も目に見え始めています。

1.販売在庫数減

販売準備ができず、販売数の落ち込み=購入者も減という状況と考えられます。

アリゾナ州フェニックスエリアの前年比42.2%を筆頭に、20%以上減となっています。

以下の表は各地域の経済圏を中心に統計がとられています。


【主な経済圏】

カリフォルニア州サンディエゴエリア -33.4%減

カリフォルニア州ロサンゼルスエリア -23.0%減

テネシー州メンフィスエリア-21.7%減

ネバダ州ラスベガスエリア -19.7%減


下落率については、価格帯にもおりますので、一概にこの表からは言い切れませんが、

物件によっては、数%の値引きがされて販売されているのではと推測されます。


値付けの価格が「高値で売ろうとしている」場合には、当然値下げせざるを得ないですから、

今後このような動きが出てくるでしょう。

もともとマーケットに出てから販売されるまで長くかかる地域だと、より維持費用が重荷となり、差し押さえ物件となったり、物件の手入れがされずに販売されたりする物件が多くなることも予想されます。





2.値引き率増加⇒購入する時期は6-7月がベスト!

この4月から新学期が始まる9月までに、一番の引っ越しシーズン=活況となる時期です。

しかしこのような状況ですから、思うように引っ越しやリフォームをしての販売へも行きつけません。


リモデルをして販売しようとするインベスターも身動きができないのではないでしょうか?

すでに、年末からリモデルの準備をしてこの時期に販売をねらっていたインベスターは、一定数います。


長くて2か月マーケットに出して成約することを目標に、リモデルにかかった費用や税金を回収する、というビジネスモデルですから、「6月までにリモデルされた物件」が狙い目とも言えます。


6月までに買う!バイヤー側のメリット

  1. 修繕費用の軽減

  2. 値引きして購入できる=数%でも数万ドルの節約


というメリットがあります。


何より、「売り手側の抵当権がない」ことです。


今後、運転資金や維持資金として、銀行の抵当がついている物件やForeclosure(差し押さえ物件)が出てくると予想されます。

手続きに時間がかかることや、安く購入できたとしても、購入後に手入れをする持ち出し資金が必要です。


他にも、6月までに・・・というのはさらにまずい条件が重なるからです・・・

それはテナント問題です。


詳しくは、お問い合わせください!




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